
-SHp testは血液サンプル中のチオール基を簡便に測定するテストキットです。
チオールは、フリーラジカルに対抗する体内の抗酸化バリアの中で大きな部分を占めています。
チオールは、アルコキシルラジカルとペルオキシラジカルの両方を不活性化できるため、過酸化プロセスの成長段階に対抗することができます。チオール系抗酸化物質(リポ酸、グルタチオン、システイン)が欠乏している状態を発見することや、SH基を含む活性成分(例、N-アセチルシステイン、乳清由来のタンパク質、リポ酸、など)の製剤の有効性をモニターするのに、この検査法は特に有用です。
■測定原理 -SHpテストは、特定の酸(DTNB)と反応すると、チオールが有色の錯体を形成するため、その量を光学的に測定し、数値を定量化する方法を取っている。
サンプルと緩衝液(R1試薬)を混合し、生体検体中に存在するチオール基を、5,5'-dithiobis-2-nitrobenzoic acid・DTNB(R2試薬)と呈色反応させ、その吸光度を定量化する。
■検体と保存 検体は血清・ヘパリン血漿
(※EDTAとクエン酸サンプルは不可)。
フレッシュの検体が望ましい。
■試薬の分類
装 置 |
製 品 |
商品コード |
Free carpe diem |
-SHpテストキット 40回分 |
DI-005a |
■保管条件
2~8℃。直射日光を避けて保管した場合、パッケージに記載されている有効期限まで安定して使用可能。
■性能
検出下限値 |
10μM |
定量下限値 |
35μM |
同時再現性
n= 20 |
Mean (μM) |
DS |
CV% |
290 |
9.25 |
3.19 |
日差再現性
n= 20 |
Mean (μM) |
DS |
CV% |
302 |
7.10 |
2.35 |
変動係数 |
CV % = 3.47 |
決定係数(吸光度と検体濃度の相関) |
R2 = 0.9999 |
回収率試験(%) |
97-106 % |
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